米国半導体工業会(SIA)が7月3日に発表した半導体市場調査結果によると、5月の世界半導体売上高は243億9000万ドルで、前月の240億7000万ドルから1.4%増加しました。
前月からは成長したものの、前年同月の252億4000万ドルと比較すると3.4%減となります。
また年初からの売上高累計も前年の同期間を下回りました。
SIAのBrian Toohey会長は「最近の売上高合計は業界見通しと一致していて、2012年の残りの期間はゆるやかに成長します。
しかし今後も世界経済の低迷が大きな向かい風となり、活発な成長は制限される」と述べました。
地域別の売上高を見ると、前月と比べアジア太平洋地域(3.1%増)と欧州(0.8%増)は拡大しましたが、米大陸(1.8%減)と日本(0.6%減)は縮小した。前年同月からは、日本(0.4%増)のみ増加し、他の地域は減少しました。
中でも欧州(13.6%減)は大きく落ち込みました。
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